7.光・視環境に関すること

住宅室内で行う生活上のさまざまな作業において、視覚に大きな負担をかけないように必要な明るさを確保することは、住宅の計画上重要な課題のひとつです。このため、外部からの光を採り入れること(採光)や、照明器具によって必要な光を得ることが求められることになります。また、窓の機能には、日照、採光、通風といった物理的なものに加えて、眺望、開放感、やすらぎの享受といった心理的なものがあるといわれます。
ここでは、住宅室内の採光をはじめとする開口部の総合的効果をあわせて見込んだ上で、開口部の面積と位置についてどの程度の配慮がなされているかを評価します。
ただし、窓の面積を単純に増大させることは、地震時の構造の不安定、暖冷房エネルギー使用量や外部騒音の進入の増大を招いたり、さらにはプライバシー確保が困難となったりするなどの課題があることについても留意すべきです。(住宅性能評価・表示協会抜粋)

単純開口率(部屋はどれくらい明るい?)

床面積に対する窓の割合
(居室にある窓の面積の合計)÷(居室の面積の合計)

方位別開口比(窓はどの向きにどのくらいある?)

各方位の窓の割合
(各方位の窓の面積の合計)÷(居室にある窓の面積の合計)